今秋11月1日予定の「四天王寺ワッソin難波宮」を中止します。

残念ながら、このようなメッセージをしなくてはならなくなりました。

すでに、世間の情報でご存知のように、新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るっています。この大阪でも、目に見えない悪魔が暴れています。野球、相撲、サッカー、USJなども注視しながら、何とかワッソを開催できないかと検討を重ねてきました。

“たった一日の祭りなのに”とお思いの方もあろうでしょうが、当日のボランティアの皆様、ご出店の方々、そして何か月も前から練習を重ねる楽隊や舞踊の学生、衣装の準備をしてくださるサポーターの皆様方の健康と安全を考えた苦渋の結論です。ワッソ設立30周年をこんな姿で迎えるとは、誰も思っていませんでした。悔しいです。

「四天王寺ワッソ」は1400年前の日本と東アジアの交流を歴史の主人公を通じてファッションでご覧いただく催しです。しかし、今日の東アジアの国際関係は、近年になく最悪です。病気と政治に気をもみながら、こんな時こそ民間の友好を続けなくてはと痛感します。

ワッソは難波宮のパレードを中止しますが、終息に向かいました節には、室内でのイベントを考えています。果たしてご期待に添える環境になるか、心もとないですが、ご期待ください。何よりも皆様方にお願いしたいのは、これまで以上に防菌対策を守り、自粛してくださいませ。

来年こそ、笑顔の皆様にお目にかかることを楽しみに、この一年を頑張ります。

令和2年8月1日
NPO法人大阪ワッソ文化交流協会
理事長 猪熊兼勝