新年おめでとうございます。
本年は日本中が国民的慶事を控えています。
今や東アジアでもわが国だけとなった元号が改まり、私たちも心新たに頑張ろうと思います。
四天王寺ワッソは、その原点とも言うべき、日本と東アジア、とりわけ韓国とは、これまで古代以来、幾多の難題をのり越えて、友好を続けてまいりました。
とくに百済とは、白村江の戦いでも知られるように運命共同体として互いに最恵国の仲でした。
この四天王寺ワッソは、大阪在住で韓国を母国とする在日韓国の人々により発案され、韓国や日本の企業、さらに大阪市民と一緒に30年間大切に伝えてまいりました。
今日では、難波の秋の風物詩として、民間による日韓交流の代表的な催しとなりました。
昨年のワッソは好天に恵まれ、朝鮮通信使をクローズアップしました。浜村劇場では、雨森芳洲が登場しました。
例年にも増して、ワッソを叫ぶ参加者の元気な姿もありました。これもワッソ会員の皆様のご協力のお陰です。
有難くお礼申し上げます。今年も秋の一日を難波の歴史をふりかえる日にしてください。

2019年元旦
大阪ワッソ文化交流協会
理事長 猪熊兼勝