日時:4月27日(日)10:00~15:00
場所:赤留比賣命神社(あかるひめのみことじんじゃ)[三十歩神社]
平野公園・平野商店街一帯
主催:あかる姫まつり実行委員会、平野区商店会連盟、平野・平野西・新平野西・平野南(各連合町会)、くすのき市の会、平野の町づくりを考える会

4月27日(日)に平野区で行われた「あかる姫まつり」に楽器貸出しの協力をしました。

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あかる姫まつり

「あかる姫まつり」は、地域の方々に三十歩神社として親しまれてきた「赤留比賣命神社」に奉られている「あかる姫」伝説をもとに、毎年4月の第4日曜日に地域住民、商店街、学校などが協力し開催している地域のおまつりです。今年で8回目を迎えました。

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あかる姫パレード

メインイベントである「あかる姫パレード」は大阪教育大学附属平野中学校の学生が奏でる楽隊を先頭に、今年の赤留比賣命を乗せた輿や、地元のキャラクター、地域の子供たちなどが連なり、平野商店街を赤留比賣命神社まで行進しました。

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奉納式

最後に赤留比賣命神社にて奉納式を行い、また来年の「あかる姫まつり」の開催を祈願しました。

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地域のみなさんで準備し、今年も迎えた年に一度の「あかる姫まつり」は、まぶしいくらいの晴天に恵まれ、多くの人で賑わう1日となりました。

 

あかる姫伝説

その昔、新羅(しらぎ)の阿具沼(あぐぬま)という沼のそばで、ひとりの女が昼寝をしていました。 ポカポカいい天気で、太陽の光はサンサンとその女の体に注ぎまるで虹のように七色になり、女は赤い玉を産みます。
その様子を一部始終、見ていたひとりの男が女に頼んで、もらい受けます。
ある日、男は、牛に食べ物を積んで、山まで運んでいました。
その道中、天之日矛(あめのひぼこ)と出会いました。天日槍といえば、「古事記(こじき)」や「日本書紀(にほんしょき)」 など日本神話に登場する神で、新羅(しらぎ)の王子だったとされる人物です。
男は、いつも大切に持ち歩いていたその赤い玉を差しだしました。
天日槍は、その赤い玉を屋敷に持ち帰って、床に置いていました。すると、不思議なことに、玉は美しい娘に なったのでした。

天日槍はその娘を妻としましたが、ある日、とあることから娘は「親の国に帰る。」と言い、そのまま小舟に乗って難波の津に行ったのです。
難波には、 比売碁曾(ひめごそ)の社という神社があり、実はその娘は、難波に鎮まる阿加流比売神という神だったのでした。
そして今、平野区の赤留比売命神社に祀られているといいます。

四天王寺ワッソのヒロインとして登場する阿加留比売(あかるひめ)にはこのようにユニークで不思議な伝説があります。言い伝えや歴史を知ることで、また一つワッソの楽しみ方が増えますね。