「三輪の君の祖大友主(そおおともぬし)と倭直の祖(やまとのあたい)である長尾市(ながおち)とを播磨に遣わして、天日槍にお尋ねになって「『どこからいらっしゃいましたか。』と仰せられた。天日槍は答えて、『私は、新羅国の王子です。』(中略)彼が携えるものが、葉細の珠・足高の珠・鵜鹿鹿の赤石の珠・出石の刀子・出石の槍・日の鏡・熊の神籬・胆狭浅の太刀、あわせて八つがあった。」
(日本書紀垂仁天皇三年の条)

「その玉を持ち着て、床の辺に置くと、美麗しきおとめになった。よりて(天日槍の)正妻とした。(中略)その女が言うには、『だいたい私があなたの妻となるような女ではありません。私の祖先の国 に行きます。』といって、ただちに小舟に乗って、難波に留まった。(これを難波の比売許曾の杜に坐 す阿加留比売の神という)」 (古事記応神天皇の段)