「新羅が上臣大阿食金春秋(だいあさんこんしゅんじゅう)後の武烈王らを遣わして、博士小徳高向黒 麻呂(はかせしょうとくたかむこのくろまる)、小山中中臣連押熊(しょうせんちゅうなかとみのむらじおしくま)を送り、孔雀一羽・鸚鵡〔オウム)一羽を贈った。春秋は容色美しく快活に談笑した。」
(日本書紀孝徳天皇三年の条)

*中臣鎌足の冠・大織冠について
大化の三年の服制を参考にすると、紫冠の上に繍冠、さらにその上に織冠がある。
つまり織冠は特に功績の あった人間のみに与えられる最大の栄誉であり、中臣鎌足が大織冠をもらったということは、その功績が古代史上でも最も優れた者であったということがうかがえる。
「天皇は東宮太皇弟(ひつぎのみこ)大海人皇子を藤原(鎌足)内大臣の家に遣わして、大織の冠と大臣の位とをお授けになった。また、姓を受け賜って藤原氏とした。」
(日本書紀天智天皇八年の条)