今秋の11月7日「四天王寺ワッソin難波宮」を中止します。

残念ながら、2年続けてこのようなメッセージをしなくてはなりません。

この夏、新型コロナウィルス感染症が猛威を奮うなか、2度目の東京オリンピックが開催されました。近年にない困難に加え酷暑のなか頑張っている選手の活躍に多くの感動を呼んだ日々でした。

また、8月24日からはパラリンピックが始まろうとしています。かつてない夏の長雨と猛暑が続くなかで開催となりますが、みなさんの活躍を楽しみにしています。

未だかつてないことづくしの夏が過ぎ、秋風を感じる頃、大阪ではコロナ禍がどうなっているか予測もつきません。私達一人一人が歴史の証人です。いずれにしろ今秋の「ワッソin難波宮」は中止せざるを得なくなりました。残念です。例年お世話になっている方々にもお詫び申し上げます。

2年間もお休みいたしますと、出演を楽しみにして下さった学生、生徒の皆様も、先輩からの引継ぎが出来なくなります。そして、例年ご覧いただいてきた観客の皆様と、秋の風物詩となりつつあったワッソとの絆が途切れてしまいます。
祭りの本義は、例年と同じことを繰返すことが伝統となり文化となりますが、リレーのバトンが中断したのです。そこで本年は日頃ご支援を頂いている会員の皆様にワッソの雰囲気を少しでも感じていただく催しを企画しています。

コロナ禍が治まった頃、演目を縮小し、より充実した内容で「やっぱり大阪の秋はワッソや!」と思っていただくよう頑張りたいと思います。
コロナウィルスに打ち勝った雄叫びの一つとして、難波の地で皆様とともに「ワッソ」の大声を張り上げる日が来ることを切に祈っております。

令和3年8月20日
四天王寺ワッソ実行委員会
実行委員長 猪熊兼勝